事業を始めるときには、「まずはホームページ!」と思いましたか?
宣伝ツールとしてホームページ(webサイト)は優秀なアイテムですが、あなたがもしも「個人のお客様向けの事業」を始めるのであれば、無理して最初に作る必要はありません。
ホームページの作成には、お金や労力がかかります。
せっかく何十万円もかけてホームページを開設したものの、更新が出来なくて情報が一年前のまま…なんてことが、個人の起業家さんでは日常茶飯時なのです。
更新されていないホームページを置いておくよりも、コツコツ更新される無料ブログで新しい情報を公開しているほうが、お客様にとってはずっと有益です。
資金にも時間にも余裕が出来てきたら、ぜひ世界に一つだけの、あなたのホームページを立ち上げましょう。
ただし、企業のお客様を相手にお仕事をもらう場合には、ホームページは初期の段階から用意して置いたほうが有利です。
取引相手が信用できるのか?これまでの実績は?などの情報を調べるときに、企業の担当者はかならずあなたのホームページを見に来るからです。
ホームページの目的をはっきりさせる
あなたがホームページをもつ目的は何でしょうか?
「商品を販売するため」
「ブランドの認知度を上げるため」
「受注を増やすため」
「ファンを増やすため」
一般的にはこのあたりなのですが、案外多いのが「なんとなく」という方。
「なんとなく」事業を始めたからホームページくらいは持っていたほうがいいかなぁ…という程度の考えでは、事業に役立つホームページは作れません。
ホームページを作る前に、必ずきちんとした目的を決めてください。
目的によって、ホームページの構造は違ってきます。
掲載する内容も、ページに張るリンクの構造も変わってきますので、無駄に時間やお金を使わないためにも、必ず最初に考えておきましょう。
ポイント
逆に、目的がないのであれば、あなたの事業にはホームページは必要ないのかもしれません。
集客用ホームページに掲載するべき項目
ホームページ上では、商品の詳細を紹介したり、お店の住所を説明したりと、お客様に伝えたいことをわかりやすく伝えていく必要があります。
お客様が知りたい情報が掲載されていなければ、「わからないから他のところへ行こう」とお客様を逃すことにもつながってしまいますので、必要な情報が過不足なく掲載されているページを目指しましょう。
どんな職種でも必ず掲載しなければならない項目
ホームページの体裁として、最低限どの業種のページにも必要なのは以下の3つ。
- 会社概要(事業概要)
- 個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
- お問い合わせフォーム
各項目について詳しく解説していきます。
会社概要(事業概要)
簡単に言うと「どんな会社なのか?」という内容です。
似たような業種の会社のサイトを参考にしても構いません(コピペはNGです)ので、正式な会社名や事業概要、沿革などの詳細を記載するページを作りましょう。
あなたの思いやビジョンを語る「代表あいさつ」も掲載すると、ファンの獲得に繋がります。
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)
簡単に言うと「あなたからお預かりした個人情報は、変なところに流したりせず、大切に扱うから安心してくださいね」という内容を、難しく書いたものになります。
プライバシーポリシーのテンプレートはネット上にもたくさん存在しますので、あなたの事業に合いそうなものを選んで修正して使用すると楽です。
お問い合わせフォーム
お客様があなたの商品やサービスに興味や疑問を持ったときに、簡単にお問い合わせができるようなページです。
フォームの作成が難しければ、メールアドレスを掲載することでも代わりになりますので、かならず連絡先は何らかの形で示しておいてください。
業種によって必要なページ
その他のページは職種や業種によって異なってきますので、自分で必要になりそうなページをピックアップしていきましょう。
もちろん、同業者のページを参考にしてもOKです(パクリはNGです!)
友人知人や、お客様から意見を聞いて必要と思われるページを追加していくのも効果的です。
商品やサービスの詳細
販売している商品や、提供しているサービスの詳細を、写真や動画も含めて掲載していきます。
チラシでは紙面の関係で載せきれない部分も、しっかり紹介できるのがwebのメリットの一つ。
可能であれば、お客様の声も合わせて掲載すると、説得力が増します。
アクセスマップ
店舗型の事業であれば、必ず用意しておきましょう。
手書きのおしゃれな地図も良いのですが、最近のお客様はスマートフォンで地図を見ながら来店されることも多いので、ページの中にGoogleMapを埋め込んだり、リンクを掲載しておくと喜ばれます。
Q&A
お客様からよくあるご質問のQ&Aや、不安に思われそうなポイントを打ち消すようなQ&Aを掲載しておくと、お問い合わせ対応の手間も減りますし、「不安だけど、わざわざ問い合わせるほどでもない…」というお客様の背中を押すこともできます。
Q&Aに関しては、実際にあった質問に限らず「こんなことを疑問に思われそうかな?」という質問を、自分で考えて掲載して大丈夫です。
サイトマップ
ホームページの中にあるページの一覧です。
実はサイトマップには「検索エンジンのために書くもの」と「お客様のために書くもの」の2種類があります。
検索エンジンから集客しようとするのであれば、「検索エンジンのためのサイトマップ」は必須ですが、外から見えるものではありませんので、お客様には存在の有無はわかりません。
もう一つの「お客様のためのサイトマップ」は、ページが多いサイトであれば、できるだけ掲載しておきましょう。
お客様がサイト上で迷子になったときや、知りたい情報を探すときに役に立ちます。
ホームページを作る方法
ホームページを作成するには、まず「自分で作る」のか「お金を払ってプロに依頼する」のかのどちらかになります。
自分で作る場合は、無料で作れるものを利用するのか、有料サービスを利用するのか、はたまた自分でイチから構築するのかに分かれます。
どれもメリット・デメリットがありますので、自分に合うものを選んでください。
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ホームページの作成方法は無料?有料?自作?どれがいいの?
ホームページを作成するとなると、お金がかかるイメージがありますが、実はコストをかけずに誰でも簡単に作れるサービスもあります。 思い通りのホームページがほしければ、やはりプロに頼むことになりますが、ご自 ...
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